地味な主役でもお客さまを惹きつかせる方法

主人公云々の記事の続きになってしまうかもしれませんが、どうしても
主人公に魅力が足りない場合の対処法。
ズバリ、岩鬼効果ではないでしょうか?
尊敬する水島先生が最初に編集者にドカベンの話を持ち出した頃、
反対されたそうです。
反対された理由は2点あります。
1、主人公のポジションが捕手であること。
今なら捕手というポジションは、重要視されその苦労も認知されてます。
しかし当時は野球漫画と言えば投手が主人公でした。
ましてや捕手は試合の間、顔の見えないマスクをかぶりお客様にはケツを向け、
常に縁の下でなければいけないポジションです。
2、山田に性格・外見共に人気の出る特徴のないこと。
主人公山田はとても良い人です。品行方正な主人公です。
でもそれじゃ人気はとりにくいのです。見た目は決して良いとはいえません。
目も細くて体も捕手体型のずんぐりむっくり。
水島先生は現・楽天監督の野村監督の大ファンです。この事はとても
有名だと思います。
なので当時も野村さんにスポットを当てられる漫画を描きたいと思ったそうです。
しかし、主人公にNGを出されてしまった・・・
そこで編み出したのが、あの岩鬼や殿馬などの個性的すぎるキャラ。
里中や土井垣のような見た目もカッコイイキャラです。
主人公を補うと言えば簡単ですが、ただサポートすると
主人公が埋もれてしまう可能性があります。
それをスレスレの入りと抜きで山田を構成していると思います。
次第に山田の個性もジワリジワリと作品に炙り出されて、
あの人気漫画が出来ました。
今ほどのイケメンや美少女もいないのに・・・・
この話は文庫版のドカベンのあとがきに書いてあったエピソードです。
何分全盛期には産まれてないので、当時の事は正確には分かりません(オイ!)
大甲子園あたりからグダグダ感がワラワラと襲ってくるのですが。
でも
主人公地味(魅力1)+個性的脇役(魅力9)=10
の公式は間違いではないと思うぞ。
ゼノギアスの主人公の地味さなんて・・・
その分、とんでも連中がたくさん居たじゃないか!!!
逆に主人公も脇役も個性強くすると煩くなると思いますが、
それを纏められるのがプロなんでしょうね。
鳥山明先生とか。
全部自分への皮肉です・・・
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